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アスベストレベル3とは?解体方法・費用や撤去できる業者を解説

2023.01.30

アスベストは、かつて建物を建設する際に保温断熱の目的で使用されました。
しかし、肺線維症(じん肺)・悪性中皮腫の原因になるとわかり、1975年をもって原則仕様が禁止されました。

アスベストを使用した建物を解体する際には使用量に応じレベルが定められ、解体方法や費用が決定します。
この記事では、レベル3の解体方法や解体費用について解説するのでぜひご覧ください。

アスベストレベル3とは?解体方法・費用や撤去できる業者を解説

アスベスト|建材として使われた歴史や危険性を解説

アスベストは、「せきめん」「いしわた」とも呼ばれる天然鉱物の1種です。
極めて細い繊維であり、熱、摩擦、酸・アルカリに強い特徴がありました。
熱や摩擦等の強い人工的な製品を作るのが困難だった時代に、アスベストはかつて以下の工業製品に利用されました。

● 吹き付け材
● 断熱材
● 摩擦材

しかし、アスベスト繊維が肺の中に入ると石綿肺、肺がん、中皮腫、びまん性胸膜肥厚などの病気を誘発すると近年わかりました。
石綿を吸い込んでから何十年も経ってから発病するのも珍しくありません。

そのため、1970年代より規制が強まり、2006年にアスベストを含んだ製品の全面生産禁止が決定されました。

アスベスト|撤去の決まりと注意点

アスベストが含まれている可能性がある建物は、DIYでは撤去できません。
有資格者による事前調査を行い、工事の結果を自治体に報告してから作業を行います。
もちろん、依頼者には建物にアスベストが含まれていると説明せねばなりません。

アスベストを撤去できる業者は、主に以下の許可を受けている業者です。

● 建築工事業
● とび
● 土工
● コンクリート工事業
● 塗装工事業
● 内装仕上工事業

工事実績のある業者ならば、どの業者を選んでも問題ありません。
なお、工事を行う作業員は「石綿特別教育」を受講する必要があります。
アスベスト濃度によりレベル1~3まで3種類に分類され、レベルによっては工事方法まで定められます。

アスベスト|レベル3とは何かを解説

アスベスト含有建物は工事の際に濃度に応じレベル1~3に分類し、それぞれに合った工事を実施可能です。
ここでは、アスベストレベル3の解体方法や解体費用の相場を解説します。

発じん性が比較的低い

アスベストレベル3は、アスベストが飛散する可能性が低い建材です。
これを「発じん性が比較的低い」といい、成型板など板状の建材などが主なものとなります。

しかし、一般家屋でもレベル3の建材が使用されている例は多く、築50年以上の以下建造物は解体の際に注意が必要です。

● 一軒家
● マンション
● アパート

一見すると問題のない建物でも、アスベスト入り建材使用の可能性があります。

一定規模の建物を解体する際は届出が必要

アスベストレベル1・2は、解体する際には自治体への届出が必要です。
レベル3は今まで自治体の届出が必要ありませんでしたが、令和4年4月より一定規模の建物解体時に届出が必要となりました。

アスベストを含有している建物を解体する場合は、適切に工事が行われたか報告する義務があります。
もちろん、解体作業員は「石綿特別教育」を受けていなければなりません。

解体の費用はどのくらい

アスベストが含まれている建物は、通常の建物に解体費用がかかります。
レベル3は、アスベストを含有している建物の中で最も危険度が低いです。
しかし、それでも防じんマスクなどの専用装備をせねば解体にはリスクがともなうでしょう。

また、アスベストを含んでいる建材は普通の建材とは異なる方法で処分せねばなりません。
処分のためには、費用も必要です。
レベル3のアスベスト含有量の建物を解体する費用相場は、1㎡あたり1万円~が相場です。

アスベスト|撤去を依頼する業者は実績あるところを選ぼう

アスベストを含んだ建材を使っている建物の処分を依頼する業者は、実績のあるところを選びましょう。
新規参入した業者の中にも実力がある業者もいますが、実績がある業者のほうがイレギュラーな自体にも対応できます。

また、アスベストの解体に関する決まりは、年単位で変更があります。
これらを正確に把握しているのも大切です。
今は、ホームページを開設している業者も多いので、まずはチェックしましょう。
実績が公開されているところもあるため、確認が簡単です。

アスベスト|実績ある業者の選び方

アスベストを含有した建物を撤去してもらうには、実績がある業者への依頼すると安心です。
業者は、ホームページであたりを付けたあとで、見積もりを作成しましょう。

見積もりは業者の質がわかるだけでなく、地域の相場も把握できます。
見積もりが丁寧で知識がなくてもわかりやすいところは、優良な業者といえるでしょう。
相見積もりを作っておけば相場もわかるだけでなく、業者との価格交渉材料にも使えます。

アスベスト撤去費用の仕事をしたいなら株式会社中沢工業へ

中沢工業はアスベスト調査、除去工事を主な業務としている会社です。
安全な人々の暮らし、そして社会貢献と環境問題改善を実現したい使命感で、日々さまざまなアスベスト含有建物を解体しています。

当社では、一緒にアスベストの調査、撤去作業を行ってくれる社員を募集しています。
業界未経験でもしっかりとバックアップするので、まずはご連絡ください。

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まとめ

アスベストレベル3は、比較的発じん性が低い建材が使われている建物が該当します。
しかし、アスベストが全く含まれていない建物と同じような工事はできません。
実績のある業者に依頼し、自治体に届出を出したうえで正しい方法で処分してください。

中沢工業では、アスベストの調査や建物の撤去工事を行っている会社です。
アスベストの調査や撤去工事・建築業界で働きたい方は、一度ご相談ください。