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社員寮のメリット・デメリットは?入寮が向いている方の特徴も紹介
2023.09.29
近年、社員寮を設ける企業が増加しています。
遠方から就職する方にとって、社員寮の存在は魅力的です。
ただし、社員寮は利用する方によって、向き不向きもあります。
性格やライフスタイルが合っているのか、入寮を迷う方もいるでしょう。
そこで今回は、社員寮のメリット・デメリット、向いている方の特徴を紹介します。
社員寮の利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
社員寮の定義を解説
社員寮とは、企業が福利厚生の一環として社員向けに提供している住居施設です。
主に単身者が入居対象ですが、まれに夫婦で入居できる社員寮もあります。
家族向けの住居設備は「社宅」と呼ばれ、社員寮とは区別されているのが一般的です。
社員寮の運営方法は会社によって異なります。
全社員に一定期間入寮を義務づけている会社もあれば、希望者のみが入寮するケースもあります。
社員寮がある会社に就職する場合、入寮の条件を確認しておくとよいでしょう。
なお、社員寮は男女混合のところと男子のみ、女子のみ入寮可といったところもあります。
男女混合の場合は、セキュリティもチェックしておきましょう。
社員寮のメリット・デメリット
社員寮にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
入寮を考える場合、両方を把握しておきましょう。
以下では、社員寮のメリット・デメリットの代表例を紹介します。
社員寮のメリット
社員寮のメリットは、以下のとおりです。
・光熱費・居住費の節約
・引っ越しがスムーズ
・社員達との距離が縮まりやすい
・食費も節約できる
一番のメリットは、光熱費や居住費が節約できる点です。
特に、東京などの都市部は居住費が高くなりがちです。
その点、寮があれば通勤に便利な場所に、リーズナブルに住めます。
貯蓄もしやすくなるのも見逃せません。
また、管理人がいる寮や家具つきの寮もあるため、引っ越しがスムーズです。
同僚と一緒にいる時間も長いので、打ち解けやすいメリットもあります。
食事がついている寮の場合は、食費も節約できるうえに健康的な生活もできるでしょう。
社員寮のデメリット
社員寮のデメリットは以下の3つです。
・自由が少ない
・仕事とプライベートの区別がつきにくくなる
・仕事を辞めると退去が必要
社員寮の多くは門限があるため、夜遅くの外出に制限がかかります。
また、先輩や後輩、上司・部下といった上下関係が厳しめの会社の場合は要注意です。
応接や玄関など共用部の掃除が新入社員の役目になるケースもあります。
なじめない方には苦痛かもしれません。
仕事とプライベートの区別が曖昧になる可能性も否定できません。
入寮者が社員なので、オンとオフの切り替えが難しい点もデメリットです。
退社した場合は退去しなくてはならないため、すぐに次の住まいを確保する必要があります。
社員寮入寮に向いている方の特徴
社員寮入寮に向いている方の特徴を紹介します。
・光熱費や居住費を抑えたい
・長く勤める自信がある
・同僚・先輩と仲が良い
入社予定の会社で入寮を検討している方は参考にしてください。
できるだけ光熱費や居住費を抑えたい
住居費や光熱費をできるだけ抑えたい方は、入寮を検討してもよいでしょう。
寮費や光熱費は、会社が一部負担してくれるケースもあります。
支払いは給与から天引きのケースが多く、生活費も楽に管理できます。
節約できた家賃で、貯蓄や奨学金の返済も可能です。
将来の結婚なども前向きにプランニングできるでしょう。
また、食事が出る寮ならば食費も節約できます。
試用期間が終わり長く勤める自信がある
入社して試用期間が終わり、長く勤められると確信した方も社員寮への入寮が向いています。
社員寮は退職すると退去しなければなりませんが、長く勤める自信があるならば問題ありません。
また、試用期間が終わるころには、会社の雰囲気もだいたい把握できてきます。
会社の経営が安定しているならば、社員寮が急に閉鎖されるおそれもないでしょう。
同僚・先輩と仲が良い
入寮している同僚や先輩と仲が良い場合も、社員寮は過ごしやすいでしょう。
社員寮は一般的な賃貸物件よりも住人との距離が近いのが特徴です。
いくら部屋が心地良く設備が良い寮でも、人間関係が悪ければ過ごしにくいでしょう。
反対に、人間関係が良好であれば、寮生活も楽しく過ごせます。
掃除や洗濯など、役割負担が平等な寮であればなおよいです。
ルールがしっかりしており、仕事とプライベートの区別がつけられているか確認しておきましょう。
社員寮に関するFAQ
社員寮に関するよくある質問として、以下の問いに回答します。
・社員寮は必ず入らなければならない?
・社員寮の家賃相場はどれくらい?
順に見ていきましょう。
社員寮は必ず入らなければならない?
社員寮の入寮ルールは、会社によって異なります。
新入社員は1年間の入寮が定められているケースもあれば、入寮は任意となっている会社もあります。
入寮に関するルールを知りたい場合は、入社前に問い合わせるといいでしょう。
社員寮の家賃相場はどれくらい?
企業が管理・運営する社員寮の平均家賃は11,000円前後といわれています。
一人暮らし向けのワンルームに比べて、3分の1前後が相場といっていいでしょう。
こちらは目安であり、通常の賃貸物件を社員寮として借り上げている場合は、もう少し高値が相場です。
まとめ
地方から上京してきて会社に就職する場合、寮があればとても心強いものです。
居住費や光熱費、さらに食費が節約できれば、収入を貯金や奨学金の返済に回せます。
入寮のルールは会社ごとに異なるので、入寮したい場合は、内定をもらってすぐに条件やルールを聞いておくといいでしょう。